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老犬にキャットフードはNG!ドッグフードとの違いや与えるリスクを解説

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「食欲不振の老犬が、キャットフードなら喜んで食べてくれる」
このような理由で、老犬にキャットフードを与えている方もいらっしゃるでしょう。

また、中には
「一緒に暮らしている猫のごはんを横取りして困っている」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

パピ主婦

基本的に、老犬にキャットフードを与えるのは避けたほうが良いです。

メル

どうして老犬にキャットフードを与えるのは良くないの?

本記事ではドッグフードとキャットフードの違いや、老犬にキャットフードを与えることで起こる4つのリスク、ドッグフードを食べてくれないときの対処法などを解説します。

この記事の内容
  • ドッグフードとキャットフードの違い
  • 犬と猫で必要な栄養素の違い
  • キャットフードを与えることで起こるリスク
  • キャットフードを食べさせないための方法
  • ドッグフードを食べてくれないときの対処法
目次

老犬にキャットフードはNG!ドッグフードとの違い

老犬にキャットフードを与えてはならない理由として、

ドッグフードとキャットフードでは含まれている栄養素や味付けなどが違う

という点が挙げられます。

具体的にどのような違いがあるのか、簡単に解説します。

ドッグフード

はじめに、犬の食性は雑食傾向の肉食です。
体に必要なアミノ酸の供給や、免疫機能を保つためにも良質なたんぱく質を必要とします。

環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」によると、犬の平均的な食事に含まれる栄養素の割合は以下のとおりです。

  • たんぱく質:18%
  • 脂質:5.5%

犬は甘みのある食べ物を好むため、ドッグフードの原材料に牛肉や豚肉、鶏肉、魚といった動物性たんぱく質が含まれています。

しかし、体重5kgあたりの1日の塩分摂取量は0.18gと少なめなので、一般的なドッグフードの味付けは薄く、淡泊な味わいであることが多いです。

ドッグフードの特徴
  • 動物性たんぱく質が含まれている
  • 果物や野菜なども多く含まれている
  • 脂質や塩分が少なめ
  • 淡泊な味わいで、嗜好性は低め

キャットフード

一方で、猫の食性は完全な肉食です。
そのため、猫は犬よりもさらに良質なたんぱく質を必要とします。

環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」によると、猫の平均的な食事に含まれる栄養素の割合は以下のとおりです。

  • たんぱく質:26%
  • 脂質:9.0%

このように、キャットフードはドッグフードに比べて、たんぱく質と脂質が多く含まれています。
また、キャットフードには猫の生存に欠かせない栄養素であるアラキドン酸やタウリンなどが含まれており、ドッグフードに比べると栄養価が高い傾向にあります。

さらに、猫は甘みを感じにくい特徴があるため、表面にうまみ成分をコーティングするなどして、濃い味付けのキャットフードが多いです。

体重5kgあたりの1日の塩分摂取量が犬は0.18gに対し、猫の目安は0.33gとなっています。
キャットフードはドッグフードに比べ、塩分も多く含まれているのです。

キャットフードの特徴
  • たんぱく質や脂質が多く含まれている
  • アラキドン酸やタウリンが含まれている
  • 塩分が多く含まれている
  • 味付けは濃く、嗜好性が高い
パピ主婦

キャットフードは嗜好性が高いため、犬が「美味しそう」と興味を持ってしまうのは不思議なことではありません。

老犬にキャットフードはNG!必要な栄養素の違い

老犬にキャットフードを与えてはならない理由として、

犬と猫では必要な栄養素が違う

という点が挙げられます。

パピ主婦

犬や猫は健康を維持するために、たんぱく質や脂質、ビタミンなどの栄養素を食事から摂取する必要があります。

メル

しかし、犬と猫では必要な栄養素の割合に違いがあるワン

以下では、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」を参考に、犬と猫で必要な栄養素の違いを解説します。

たんぱく質

たんぱく質は犬と猫の三大栄養素の1つです。

平均的な食事に含まれるたんぱく質の割合は、犬が18%に対し、猫は26%となっています。

猫は昔から変わらず完全な肉食動物であるため、犬よりも多くのたんぱく質が必要です。

脂質

脂質は犬と猫の三大栄養素の1つです。

平均的な食事に含まれる脂質の割合は、犬が5.5%に対し、猫は9.0%となっています。

猫は犬よりも多くの脂質が必要です。

中でも脂肪酸の1つである「アラキドン酸」は猫の生存に欠かせない栄養素であるため、食事からの摂取が必要となります。
というのも、猫は犬と違ってアラキドン酸を体内で生成できないからです。

アラキドン酸は、魚介類や肉類などの動物性食材に含まれています。

炭水化物

炭水化物は犬と猫の三大栄養素の1つです。

環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」では、炭水化物の割合について書かれていないため明確なデータはわかりません。

しかし、たんぱく質や脂質とは異なり、猫よりも犬のほうが炭水化物の割合は多い傾向にあります。
炭水化物の原材料として、ドッグフードには米やトウモロコシ、大麦、小麦などが使われていることが多いです。

必須アミノ酸

犬と猫では、体内で生成できない必須アミノ酸の種類が異なります。

犬の必須アミノ酸は以下の10種類です。

  • アルギニン
  • ヒスチジン
  • ロイシン
  • イソロイシン
  • バリン
  • リジン
  • メチオニン
  • フェニルアラニン
  • スレオニン
  • トリプトファン

一方で、猫の必須アミノ酸は犬の10種類にタウリンが追加され、全部で11種類あります。

猫にはタウリン欠乏症というものがあり、タウリンが不足すると眼の障害や心臓の疾患を引き起こしてしまうことがあります。
健康を維持するためにも、猫は食事からタウリンを摂取する必要があるのです。

老犬にキャットフードを与えることで起こる4つのリスク

老犬にキャットフードを与えても、すぐに健康状態が悪くなることはないでしょう。
しかし、「食いつきがいいから」「喜んでくれるから」といって日常的にキャットフードを与えていると、以下のようなリスクが高まるので注意が必要です。

  • 栄養が偏る
  • 塩分過多
  • 肥満
  • ドッグフードを食べなくなる

1つずつ解説します。

栄養が偏る

キャットフードは、猫の生存に欠かせない栄養素をもとに作られたものです。

先ほども伝えたとおり、犬と猫では必要な栄養素が異なるため、キャットフードだけを食べ続けていると栄養が偏ってしまう恐れがあります。

犬にとって必要な栄養を十分に摂取できないと、体のさまざまなところにトラブルが起こりやすくなるでしょう。

塩分過多

キャットフードはドッグフードに比べて塩分が多く含まれており、犬にとっては塩分過多になってしまう恐れがあります。

塩分を多く摂取しすぎると腎臓に負担がかかり、腎臓病のリスクを高めてしまうため注意が必要です。

肥満

キャットフードにはたんぱく質や脂質が多く含まれており、日常的に食べていると肥満や糖尿病のリスクを高めてしまいます。

「肥満は万病のもと」といわれているとおり、肥満になると心臓や関節に負担がかかるなど、体にさまざまな支障が出る可能性があるのです。

老犬になると消化機能が低下するため、低脂肪でなるべく消化のしやすい食事を与えるようにします。
また、体力の衰えやすい老犬には良質なたんぱく質が必要ですが、過剰な摂取は避けるようにしましょう。

ドッグフードを食べなくなる

キャットフードはドッグフードに比べて味付けが濃いため、犬にとっては魅力的な味に感じてしまうでしょう。
キャットフードを食べることが習慣づいてしまうと、ドッグフードを食べなくなってしまう恐れがあります。

これまで説明してきたとおり、ドッグフードには犬の生存に欠かせない栄養素が含まれています。
健康を維持するためにも、犬にはドッグフードを与えることが望ましいです

老犬にキャットフードを食べさせないための方法

メル

意図的に老犬にキャットフードを与えていなくても、猫と暮らしている家では食事の与え方に工夫が必要だワン

パピ主婦

老犬にキャットフードを食べさせないためには、以下のような方法があります。

  • 別々の場所で食事を与える
  • キャットフードを高い位置に置く
  • 食事の時間をずらす

1つずつ解説します。

別々の場所で食事を与える

ある程度広さのある自宅なら、別々の場所で食事を与えるのがおすすめです。

キャットフードを横取りしないよう、犬はリビング、猫はキッチンといったように部屋を分けるなどして、距離をおくと良いでしょう。

場所を分けてもキャットフードを食べようと近寄ってしまう場合には、猫の食事スペースに入れないように柵などを置いて対処する方法もあります。

キャットフードを高い位置に置く

犬が横取りできないよう、キャットフードを高い位置に置くのも1つの手段です。
たとえば、キャットタワーや出窓、階段の上などが挙げられます。

犬の手が届かない場所に置くことでキャットフードの横取りを防げるため、猫も落ち着いて食事ができるでしょう。

食事の時間をずらす

これまで同じ時間に食事を与えていた場合、犬と猫の食事時間をずらすという方法もあります。

先に犬の食事を済ませ、あとで猫に食事を与えてみましょう。
犬が満腹になっていれば、キャットフードを食べようとしなくなる可能性があります

ただし、与えれば与えた分だけ食べてしまう食欲旺盛な犬には、効果が見込めないかもしれません。

また、食べムラのある犬だと「そもそもドッグフードを食べてくれない」といった事態になるケースもあります。

パピ主婦

愛犬の様子を見ながら、ベストな方法を探してみてください。

老犬がドッグフードを食べてくれないときの対処法

メル

犬には、必要な栄養素をバランスよく含んだドッグフードを与えることが大切だワン

しかし、老犬になると嗅覚や味覚が衰え、食欲が減退することもあります。
「ドッグフードを食べてくれない…」という悩みを抱えている場合には、以下のような対処法を試してみてはいかがでしょうか。

  • 新しいフードに切り替える
  • フードの香りを強める
  • 手作りフードを与える

1つずつ解説します。

新しいフードに切り替える

ドッグフードへの食いつきが悪い場合は、新しいフードに切り替えると食べてくれるケースが多いです。

フードを切り替える際には、犬に必要な栄養素をバランスよく含んだ「総合栄養食」を選ぶようにしましょう。

シニア用フードや、衰えやすい部位のサポート機能が備わったフードなどもあるので、愛犬に合うものを選ぶことがポイントです。

噛む力が弱っている場合は、ドライフードからウェットフードに切り替えると食べやすくなります。

フードを切り替える際は消化機能に負担をかけないよう、1〜2週間ほどかけて徐々に切り替えるようにしましょう。

フードの香りを強める

犬は年齢とともに嗅覚が衰えるため、フードの香りを強めてあげることで食欲増進が期待できます。

たとえばフードにお湯を加えたり、電子レンジで温めたりして、嗜好性を高める工夫をしてみましょう。

また、ゆでたお肉や卵、カッテージチーズといったトッピングを少量のみ加えるのも1つの手段です。

ただし、かつおぶしやしらす干しといった塩分の多い食材には注意しましょう。

手作りフードを与える

犬に必要な栄養をバランスよく含んだフードを選んでも、食べてくれなければ意味がありません。
そんなときに有効なのが、手作りフードを与えることです。

手作りフードは、愛犬の嗜好や体調に合わせて調理できるといったメリットがあります。
一方で、栄養バランスやカロリー調整が難しい点はデメリットです。

愛犬に食事を楽しんでもらうだけでなく、健康で長生きしてもらうためにも、これを機に手作りフードについて学んでみるのも良いでしょう。

「老犬(シニア犬)がおやつしか食べてくれなくて困っている」という方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

老犬にキャットフードはNG!栄養バランスに配慮しよう

そもそも犬と猫では必要な栄養素が違うため、ドッグフードとキャットフードでも栄養バランスや味付けなどは大きく異なります。

「食いつきがいいから」「喜んでくれるから」と日常的にキャットフードを与えてしまうと、栄養過多や栄養不足、塩分過多のリスクが高まるばかりでなく、ドッグフードを食べなくなる可能性もあるでしょう。

特に老犬になると新陳代謝が衰える傾向にあるので、カロリーの高いキャットフードは肥満や糖尿病の原因になってしまいます。

健康で長生きしてもらうためにも、老犬にキャットフードを与えるのは避けたほうが良いです。
ドッグフードを食べてくれないときは、今回ご紹介した3つの対処法を試してみてください。

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