「愛犬が年をとってから口臭がひどくなった…」
「口臭が魚臭いというか、なんだかドブ臭い…」
このように、愛犬の口臭で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
老犬の口臭が気になる場合は、何らかの原因が隠れている可能性が高いです。
そのまま放っておくと、硬いものが食べられなくなったり、歯が抜けたりする恐れもあるワン…。
愛犬の大切な歯を守るためにも、口臭がドブ臭くなる原因を理解し、諦めずに口臭対策をおこなうことが大切です。
そこで本記事では、老犬の口臭がドブ臭いときに考えられる原因や3つの対策について解説します。
自宅でできるデンタルケアや歯周病になった場合の治療費などもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 老犬の口臭がドブ臭い原因
- 老犬の口臭がドブ臭いときの対策
- 自宅でできるデンタルケア方法
- おすすめのデンタルグッズ
- 歯周病になった場合の治療費事例
老犬の口臭がドブ臭いときに考えられる原因
老犬の口臭がドブ臭いときに考えられる原因は、以下の5つです。
- 老化による口内の乾燥
- 歯垢や歯石の付着
- ドッグフードの劣化
- 歯周病
- そのほかの病気
それでは1つずつ見ていきましょう。
老化による口内の乾燥
1つ目に考えられる原因は、老化による口内の乾燥です。
犬は年齢とともに唾液の分泌が少なくなり、口内を清潔に保つ機能が衰える傾向にあります。
つまり、口内が乾燥することで雑菌が繁殖しやすくなるため、結果口臭がきつくなるというわけです。
また、老犬になると水を飲む量が減るので、運動後や夏の暑い時期はより口内の乾燥に注意しなければなりません。
こまめに水を飲ませることはもちろん、室内の温度が適切かどうか、定期的にチェックすることが大切です。
歯垢や歯石の付着
2つ目に考えられる原因は、歯垢や歯石の付着です。
食べカスが口内で蓄積されていくことで、歯垢や歯石が付着しやすくなり、口臭もきつくなる傾向にあります。
歯垢や歯石は「雑菌の巣」ともいわれ、歯周病や内臓疾患などにつながる恐れがあるため注意が必要です。
歯石とは歯垢が石灰化したもので、歯磨きをするだけでは簡単に取れなくなります。
つまり、歯石になる前の段階で口内を清潔にしてあげることが大切なのです。
口内の汚れがあまりにもひどい場合は、1度かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
ドッグフードの劣化
3つ目に考えられる原因は、ドッグフードの劣化です。
ドッグフードに含まれる油脂が空気に触れて酸化すると、味やにおいが変わり、「口臭がいつもと違う」と感じることがあります。
ドッグフードの劣化は口臭の原因になるだけでなく、下痢や嘔吐などを引き起こす恐れもあります。
以下のいずれかに当てはまる場合は、ドッグフードが劣化している可能性が高いです。
- ドッグフードを開封してから1ヶ月以上が経過している
- ドッグフードのにおいが開封時に比べてきつくなった
- 愛犬の食いつきが以前よりも悪くなった
- ドッグフードを食べたあとに下痢や嘔吐がみられる
劣化しているドッグフードは、愛犬の健康を守るためにも与えないようにしましょう。
歯周病
4つ目に考えられる原因は、歯周病です。
歯周病は年齢とともに発症率が増加する口内の病気で、特に歯垢や歯石を放っておくことで発症リスクが高まります。
歯周病を発症すると口内の雑菌が繁殖するため、「ドブ臭い」「魚臭い」といった口臭になることがあります。
また、口臭のほかに以下のような症状がみられる場合は、歯周病の可能性が高いでしょう。
- 歯肉からの出血
- 痛みによる食欲不振
- 歯のぐらつき
- くしゃみ、鼻水
- 目の下の腫れ
歯周病は悪化すると歯を支えている骨を破壊してしまう怖い病気です。
症状がみられる場合はなるべく早く、動物病院へ連れて行くようにしてください。
そのほかの病気
5つ目に考えられる原因は、そのほかの病気です。
たとえば以下のような病気が挙げられます。
- 胃腸炎
- 腎臓の疾患
- 糖尿病
- 口内の腫瘍
これらの病気にかかると、症状のひとつとして口臭に異常がみられるケースが多いです。
「ドブ臭い」というよりも、「酸っぱい臭い」「甘い臭い」など、病気によって臭いが違ってきます。
- 胃腸炎:酸っぱい臭い
- 腎臓の疾患:アンモニア臭
- 糖尿病:甘い臭い
- 口内の腫瘍:腐敗臭
口臭に異常がみられても、「年だから仕方ないか」と放っておくのは危険です。
定期的に健康チェックをするようにし、いつもと様子が違う場合は動物病院に連れて行ってください。
老犬の口臭がドブ臭いときの3つの対策
老犬の口臭がドブ臭いときの対策として、以下の3つが挙げられます。
- 動物病院を受診する
- ドッグフードの保存方法を見直す
- 自宅でも歯磨きを習慣化する
具体的にどのようなことをすれば良いのか、1つずつ解説します。
動物病院を受診する
老犬の口臭がドブ臭いと感じたら、まずは動物病院で口内の状態をチェックしてもらいましょう。
歯石は溜まっていないか、歯茎は腫れていないか、口内に腫瘍はないかなど、飼い主だけでは判断しにくい点も多いです。
万が一、歯肉炎や歯周病、そのほかの病気を発症している場合は、治療や投薬が必要になります。
また、すでについてしまった歯石は歯磨きで落とすことが難しいため、動物病院での歯石除去が必要です。
しかし、歯石除去は全身麻酔を要するので、犬の年齢や全身状態によっては全身麻酔ができないケースもあるでしょう。
そのような場合は、少しでも進行を遅らせるためのアドバイスをいただけるので、1度かかりつけの獣医師に相談してみてください。
ドッグフードの保存方法を見直す
老犬の口臭がドブ臭い原因として、ドッグフードの劣化が考えられる場合には、ドッグフードの保存方法を見直すことが大切です。
ドッグフードの酸化を防ぐために、開封後は高温多湿を避け、空気に触れる時間が短くなるように工夫しましょう。
たとえば、以下のような方法が挙げられます。
- 湿気が少なくて涼しい場所に保管する
- 密閉可能な保存容器に変える
- 1日分の食事量をジップロックで小分けにする
- 1ヶ月程度で食べ切れる量のドッグフードを買う
- ウェットフードの場合は小分けにして冷凍する
ドッグフードは開封後、空気に触れることでどんどん酸化していきます。
手っ取り早く対策できるのは、密閉可能な保存容器に変えることです。
空気に触れる時間を減らすことでドッグフードの酸化を遅らせることができ、結果老犬の口臭がドブ臭くなるのを防げます。
また、大容量サイズの購入を避け、1ヶ月程度で食べ切れる量のドッグフードを購入するのも1つの手段です。
しかし、いくら涼しいからといって冷蔵庫に保存するのはNGです。
開け閉めの際に気温差が生じ、保存容器に結露が発生する可能性があります。
最悪の場合、ドッグフードにカビが生えることもあるため、必ず常温で保存するようにしましょう。
一方、ウェットフードは傷みやすい傾向にあるので、小分けにして冷凍保存するのがおすすめです。
ケースのまま温められる電子レンジ可能な保存容器を使うと良いワン。
自宅での歯磨きを習慣化する
老犬の口臭や歯周病を予防するためには、自宅での歯磨きを習慣化させることが大切です。
すでに歯石が付着している場合はケアが難しいですが、歯石になる前の歯垢は歯磨きをおこなうことで取り除くことできます。
歯垢は3〜5日ほどで歯石になるといわれているため、毎日のデンタルケアを意識して新たな歯石を増やさないようにしましょう。口内を清潔に保つことで、結果口臭がドブ臭くなるのを防ぐことができます。
ただし、子犬のころから歯磨きをする習慣がなかった犬だと嫌がってしまう可能性があります。
そのような場合、まずは口元や歯を長い時間触れるように、少しずつ慣らしていくことから挑戦してみてください。
老犬でも歯磨きのトレーニングは可能です。
たくさん褒めたり、フードやおやつを与えたりすることで、少しずつ慣れていくよ。
老犬のドブ臭い口臭を改善!自宅でできるデンタルケア
愛犬の口元や歯に触れることに慣れてきたら、ガーゼや歯ブラシを使用した歯磨きに挑戦してみましょう。
ここでは、自宅でできるケア方法をご紹介します。
用意するものは以下のとおり。
- ガーゼ
- 歯ブラシ
- 犬用の歯磨き粉
歯ブラシに慣れていない場合
歯ブラシに慣れていない場合、まずはガーゼを使った歯磨きに慣れていきましょう。
ガーゼを指に巻きつけたら、ぬるま湯につけ、歯の表面を擦るように磨きます。
このとき、頭が動かないようにマズル部分やあごの部分を軽くおさえると良いです。
指にはめるだけで使用できる指サックタイプのガーゼもおすすめ。
歯を磨くことに慣れた場合
ガーゼで歯を磨くことに慣れたら、いよいよ歯ブラシを使った歯磨きに慣れていきましょう。
歯ブラシに犬用の歯磨き粉をつけ、細かく上下に動かして磨きます。
このとき、歯茎を傷つけてしまわないよう、横に動かさず磨くことがポイントです。
歯を磨く際は、優しい力でマッサージするような感覚でおこないましょう。
全犬種に対応しているおすすめの歯ブラシは、以下から飛んでチェックできます。
- いきなり全部の歯を磨こうとしない
- 最初は磨きやすい前歯から挑戦してみる
- 慣れたら少しずつ範囲を広げていく
- 体をおさえつけるなどして無理におこなわない
- 慣れるまでは褒める・おやつなどのご褒美を
口臭対策や歯周病予防として、毎日のデンタルケアは欠かせません。
とはいえ、無理におこなうことで歯磨き自体が嫌いになってしまうこともあります。
愛犬の反応をみて時間をかけながら、歯磨きの習慣化を目指しましょう。
目の周りや耳、爪のケア方法などは以下の記事で解説していますので、興味のある方はあわせてご覧ください!
老犬の口臭がドブ臭いときはデンタルグッズも有効
どうしても歯磨きに慣れてくれない場合は、デンタルグッズを活用するのも1つの手段です。
口臭ケアができるものを選ぶことで、ドブ臭い口臭のお悩みも解消されることでしょう。
ここでは、歯磨きに慣れていない犬向けに、おすすめのデンタルグッズを2つご紹介します。
ドクターデンタルワン
引用元:ドクターデンタルワン公式サイト
ドクターデンタルワンは、獣医師とドッグトレーナーが共同で開発したジェルタイプの歯磨き粉です。
なんと、舐めさせるだけで口内の健康をサポートしてくれる優れもの。
シソエキスやナタマメ種子エキス、カテキンといった自然由来の成分が多く配合されており、安全性を第一に考えて作られているのが特徴です。
また、再生医療の分野で注目されている「ヒト幹細胞培養液エキス」や、歯の汚れにアプローチしてくれる「リベチン含有卵黄粉末」なども配合されています。
最初は指につけて舐めさせるところから挑戦し、徐々にガーゼや歯ブラシを使ったケアに慣れさせていくと良いでしょう。
さらに、20日間の返金保証付きなので、「気軽に試してみたい」という方にもおすすめです。
- 口臭が気になる
- 歯ブラシでの歯磨きを嫌がる
- おやつ感覚で口内のケアをしたい
- ガーゼや歯ブラシを使ったケアにも慣れさせたい
ドクターデンタルワンの基本情報
通常価格 | 7,678円(税込) |
定期初回価格 | 2,178円(税込) 送料無料 |
タイプ | ジェル |
使い方 | 指につけて直接舐めさせる ガーゼや歯ブラシにつけて歯を磨く 食事に混ぜる おもちゃに塗る |
内容量 | 30g(約1ヶ月分) |
特徴 | 国内製造 14種類以上の成分配合 中毒リスクのある成分はなし 安全性検査済み |
公式サイト | ドクターデンタルワン |
- 初回半額以下、2回目以降35%オフでお届け
- 20日間返金保証付き
- 歯磨き講座の動画プレゼント
- 初回限定「ドクターゲキオチ(歯ブラシ)」セット
- 専門家によるLINEの無料相談
\ 今だけamazonギフト券2,000円分プレゼント/
キュアペット
引用元:キュアペット公式サイト
キュアペットは、口内と腸内のケアを同時に実現できる、ふりかけタイプのサプリメントです。
使い方はドッグフードの上にふりかけるだけ!
口臭の抑制が期待できる「クマザサエキス」や、胃腸の働きをサポートしてくれる「ダイゼジャイム酵素」などが配合されています。
気になる添加物が一切含まれていないのも大きな魅力です。
歯磨きに慣れていない犬には比較的取り入れやすいケアグッズといえるでしょう。
こちらも20日間の返金保証が付帯しているので、購入後に「愛犬に合わない…」と感じても返金してもらえるのは嬉しいポイントですね。
- 口臭が気になる
- うんちの臭いが気になる
- 歯磨きに慣れていない
- 口元や歯を触ると嫌がる
キュアペットの基本情報
通常価格 | 7,678円(税込) |
定期初回価格 | 2,167円(税込) 送料無料 |
タイプ | 粉末 |
使い方 | フードにふりかけて与える 飲み水(ミルクなど)に混ぜる |
内容量 | 60g(約1ヶ月分) |
特徴 | かつお風味 乳酸菌FF16を使用 GMP認定工場で製造 栄養の専門家による監修 |
公式サイト | キュアペット |
- 定期便初回72%オフ、2回目以降43%オフでお届け
- 20日間返金保証付き
- 初回限定「専用スプーン」付き
- 愛犬の免疫力を高める方法の冊子プレゼント
- 口臭を改善する歯磨き法の冊子プレゼント
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老犬が歯周病になったら治療費はいくらかかるのか
口臭対策や歯周病予防として、老犬への歯磨きを重要視する理由が2つあります。
- 歯周病の治療費が高額であること
- 治療で全身麻酔をするためリスクを伴うこと
歯周病の治療費は思っているよりも高額です。
そして、何よりも老犬にとっての全身麻酔は重大なリスクを伴います。
「できるだけ愛犬につらい思いをさせたくない」というのが多くの飼い主さんの本音ではないでしょうか。
歯周病を放置すると細菌が全身にまわり、合併症を引き起こす恐れがあるため、歯周病にならないように予防することが大切なのです。
しかし、万が一歯周病になった場合は、治療をおこなう必要があります。
飼い主さんが気になるのは治療費だと思いますので、以下に歯周病を治療した場合の費用をまとめてみました。
診療項目 | 費用(円) |
---|---|
診察 | 800 |
半日入院 | 1,500 |
検査 | 16,000 |
全身麻酔 | 15,000 |
歯科処置 | 35,000 |
抜歯 | 24,000 |
点滴 | 3,000 |
お薬 | 2,000 |
合計 | 97,300 |
治療内容や動物病院によって金額は異なりますが、歯周病の治療にはおよそ10万円前後の費用がかかります。
(上記の金額はあくまでも目安です。)
犬の年齢や全身状態によっては全身麻酔の使用が難しいケースもありますので、不安な方はかかりつけの獣医師に1度相談してみてください。
万が一に備えてペット保険の検討を
上記でお伝えしたとおり、歯周病になった場合の治療費は高額です。
万が一に備えて、ペット保険に加入することをおすすめします。
とはいえ、
- ペット保険ってどんなプランがあるの?
- ペット保険って毎月いくらかかるの?
- 保険会社がいっぱいあって決められない
このような疑問が湧いてくるかと思います。
保険スクエアbang!というサイトであれば、これらの疑問を解消することが可能です!
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いざというときのために、ぜひ資料を一括請求してみてください。
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老犬の口臭がドブ臭いときはデンタルケアが大切
老犬の口臭がドブ臭い原因は、老化による口内の乾燥、歯垢や歯石の付着、ドッグフードの劣化、歯周病などが考えられます。
口臭対策や歯周病予防として、もっとも効果的なのは毎日の歯磨きだワン。
歯ブラシでの歯磨きが難しい場合は、ガーゼを使って徐々に慣れさせていくのも良いですし、便利なデンタルグッズから挑戦してみるのも良いでしょう。
はじめは嫌がってしまうかもしれませんが、愛犬の歯を守るためにも諦めないことが大切です。
歯磨きを習慣化して、ドブ臭い口臭とおさらばしましょう。